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評価する 認める



体験練習会の内容についてお知らせする機会がなかったので、お知らせします。


今月の体験練習会は、1回は雨天中止になりましたが、2回の体験練習会を行いました。

そこでテーマとして行ったことは、「認知」です。


選手たちには「気づくためにはどうするか」、「気づきやすくするためにはどうするか」ということを問いかけました。


それだけではなく、空間をどうやって生み出すのか。

人がいない空間、人がいる空間という表現ではなくて。

空間はとても大事な要素なので、ここにもテーマを設定しました。


選手たちの頭の中を見るようにしています。

彼女たちが何を観て、どう判断をしようとしているのか。

プレーが成功するかしないかは、特に問題ではなくて。


観て、判断をしようとしていればそれでいいのです。

ただし、判断ができていればいいのではなく、ある選択肢を2つくらい提案するようにし、状況によってどちらを判断するべきなのかを求めました。


・例えば、味方の近くにDFはいるのか、いないのか。

 近くにDFがいたらどうするか、いなかったらどうするか。

・ボール保持者に対して、近寄ったほうがいいのか、離れた方がいいのか。

 近寄ったらどうなるか、離れたらどうなるか。

・味方の位置によって自分はどこにいたらいいのか。

 味方といる位置が重ならないようにするためにはどうすればいいか。


多くの選択肢を持つのではなく、まず少ない選択肢の中から何をどう判断すればいいのかを問い続けました。


これらの彼女たちへ問いかけは、運動能力や年齢や経験はあまりハンデにはなりません。

思ったようにプレーするのを完了させようとすれば、それらは必要な要素なのですが。


観て判断してるかどうか、ここに焦点を当てると、素晴らしいプレーを”しようと”する選手たちが多いのです。

結果論で評価をするのではなく、過程を評価するというか。


褒めるというのも少し違うのです。

評価するということ、認めるということなのです。


これをすると急に動きが変わる選手が出てくるんですよね。

今回の体験者の中にもいました。


理解するってこういうことなんだなと、そういう動きを見るたびに思っています。


だから、ボールを持っていない時の動きに注目します。

ここでの動きを見れば彼女たちが何を考えているのかがわかります。


ボールが来なかったとしても、


「あ、今その動きよかったね!」

「よくそこを見ていたね」


などなどの気づきをたくさん見ることができるのです。


彼女たちはそういったプレーがたくさんできていました。


ボールを持っていない選手たちが素晴らしい動きをすると、ボール保持者はそれにちゃんと気が付かなければなりません。

しかし、ボールばかり見ていると気が付くことができません。


技術というのは様々な定義があると思いますが、器用なことができることを技術というわけではないと考えています。


人のために使ってはじめて技術は役に立つわけです。

仲間のミスを帳消しにしてあげることも技術です。


ボールを持っていない時に技術を発揮する選手もいます。

そういった選手たちに気が付くようにしていかなければならないのです。


これは小学生年代、低学年の内から伝えなければならないことと私は思っています。


指導者の数だけ技術の考え方ってあると思いますが、ここでの考え方は共通理解として伝えていきたいと思います。


体験者の子たちは技術が高かったです。


今後は、認知に付け加え、サポートというサポートというテーマに取り組んでいきたいと思います。


サッカーをするのにサッカー経験の有無は関係ありません。

だから、新しくスポーツをはじめようと思っている人がいましたら、是非1度サッカーを選んでみてください。


何かを強制されるのではなく、基本を知ったうえで自分で判断していく楽しさを味わってみてください。


また活動内容についてはこのブログでお知らせしていきます。

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