大きな一歩

練習試合ができました。

今年の目標として練習試合を行うことを目指していました。

1月下旬に企画しましたが実現できなく、それでもなんとか機会を探していましたがなかなかうまくいかず、気が付けば年度が変わってしまった・・・。

急な展開になったのは指導者仲間のMさんからフェリス足立FCのSさんをご紹介してもらってから。

Sさんは人数が少なくてもサッカーができるような環境作りをされていて、女子サッカー発展するためのパワーが物凄い人。

世田〇くらぶの現状を話したところ、ありがたいことに是非江戸川区のグランドに来てください、一緒に試合をしましょう、という話しになりました。

初コントアクトから1，2日後、今度の日曜日に近くで練習試合があるので是非参加してみませんか？

というお誘いいただき、世田〇くらぶの選手たち4名が早速お世話になることになりました。

これまでの展開が速過ぎで驚いた💦

30分×4本

いきなりこんなたくさんの時間プレーすることができました。

普段は校庭の半分で練習している世田〇くらぶの選手たちにとって11人制の試合は初めての子が多くいたし、30分は「長い！疲れる！」という文句もチラホラ(笑)

30分ゲーム、知らない選手たちに混ざってのプレー。

ほとんどが初めてばかりでしたね。

どんな感じになるか不安なこともありましたが、いざ試合が始まると戸惑いながらもプレーしている感じ。

先制点は世田〇くらぶの選手が決めてビックリ。

フェリス足立さんの選手たちとハイタッチするシーンが見れました。

世田〇くらぶの選手で某強豪中学のチームでプレーしていて、今は高校生の選手がいます。

彼女は1年ぶりくらいにGKとしてプレーをしました。

「めちゃくちゃ緊張してる・・・」

彼女はそうつぶやいていました。

実際に緊張感はプレーにも出ていたけど、それでも声を出しプレーしている姿はGKとしてやっていたことがハッキリとわかる姿でした。

そんな彼女のプレーを今回見ることができたのが私はとても嬉しかったです。

サッカーだからもちろんミスが多いのは仕方ないですが、そのミスに対して「悔しい」と言っていた彼女の姿は現役の選手そのもの。

そう、その悔しさや緊張感を是非また経験してもらいたいとずっと私は思っていました。

せっかく世田〇くらぶに来てくれたんだから。

普通にチームに所属している選手なら当たり前のことですが、世田〇くらぶの選手たちとってそれはなかなか味わうことができないことなのです。

GKの子は不慣れながらもサイドバックやプレーしたことがない中盤の真ん中でプレーする機会もありました。

また、新中1の子は30分4本のほとんど出場していました。

中2のストライカーは自分の良さを発揮するために四苦八苦してました。

そんな中、異色の選手が世田〇くらぶにはいまして。

観る専門でいい

先制点を決めた選手の言葉です。

最初はせっかく試合の機会なんだから出ればいいじゃん、と話したのですが彼女はプレーするよりも見る方が好きというのです。

色々考えていたのですが、それも有りだよな、と。

そういう楽しみ方があってもいい、そういうことに居場所を感じる子もいる。

プレーすることを必要とする子もいれば、そういう場にいることを必要とする子もいるということ。

色んな子たちがいて面白いなぁ、と思うように私はなりました。

この日機会を提供していただいたフェリス足立FCのみなさん。

中学生がいれば、OGの社会人の人やお子さんがいる人まで参加をしていまいた。

いただいた名刺を見て納得。

「笑顔で、引退のないクラブを～」

これを実際に体現しているチームです。

引退ってあまり好きではないんですよね。

ずっと楽しめばいいし、受験勉強の合間にも気分転換で来ればいいのにと思います。

選手のみんなとてもやさしいし、世田〇くらぶの選手たち曰く「みんなきれいだった！」とのこと。

この日は溶け込むまでとはいきませんでしたが、世田〇くらぶの選手たちとフェリス足立みんながより良く交流できる機会が増えるといいなぁ。

Feliz FC HP

https://www.felizfc.com/

この日対戦した杉並FCの選手たちもみんな上手でいい雰囲気でした。

今後も交流できること願います。

あんなに実現が難しかった練習試合がSさんと知り合ってからあっという間に実現できちゃいました。

見ず知らずの者を受け入れていただき、本当にありがとうございました。

今後もお世話になりたいと思います。

ちなみに帰りの車での彼女たちの会話では、会場に着いた時はブーブー言いながらも、試合後は楽しかったという言葉が聞けたし、今後合宿とか行きたいよね、などなど発展した会話をしていました。

そしてコンビニで以前の罰ゲームを実施することもでき、とても充実した日となりました。

これがゴールなわけではもちろんなく、ここからよりチーム活動ができるようにしていきたいと思います。

その一歩が踏み出せた幸せな1日でした。

ご協力いただいた全ての方、ありがとうございました。